2011-03-21

「小さな展覧会 差分 -Difference-『差をとる』ことで生まれる表象」


差分とは、AとB、2つのものの差をとった時に生まれる
「新しい表象」のことである。

3年前に購入した佐藤雅彦+石川将也+菅俊一さんの書籍 「差分」。
もう記憶があいまいなまま、会社から歩いて10分の
Paul Smith SPACE Gallery へ。

真っ白い展示室に黒のみで表現された佐藤雅彦ワールド。
状態の異なるAとBの2枚の絵を続けて見た時に、
見る側が勝手にAとBに起こったことを頭で想像してしまう。
「差をとる」ことで生まれる表象をテーマにした展覧会。

例えば上2枚の静止画、上下を続けて見ることで、
糸が「ピン」と張った!という表象が頭の中で生まれる。
何回見ても、どんなスピードで見ても、
ピン!」って同じような気持ちになる。
なんでこんな感覚が生まれるの?

今回の展示はこのA・Bを立体に置き換えて展示したもの+
新作 Paul Smith コラボ?バージョン→Postcardにもなってる(購入済)

ものごとを見る角度をほんのちょっとずらすだけで、
こんなに面白い表現ができるんだな。
頭に刺激、いたたたた。

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